ニキビ情報室|重症ニキビ治療はメディアージュ ニキビクリニックへ(東京・大阪・福岡)

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  • ニキビ情報室

基本情報

ドクター&スタッフによるニキビ&ニキビ跡の話

患者様から寄せられるご相談やニキビ改善のためのお手入れなど
ニキビに関する様々なことをお話ししていきます。

ドクター&スタッフによる
ニキビ&ニキビ跡の話

-PICK UP記事-

  • 2019.12.14PDTの治療回数には個人差があります

    さて、PDT治療のお話をしていきます。
    PDTは治療なので、治療の回数が何回かかるかは、スタートの時点でははっきりわからないという話はこれまでも出てきましたね。
    それでも、初診時に「自分の症状だったら何回くらいですか?」
    という質問はとても多いです。

    今までブログでご紹介してきた症例は、かなりわかりやすいものが多かったと思いますが、実際はもちろん、平均の回数よりも多くなってしまった患者様もいらっしゃるのが現実です。
    そして、全ての患者様が、見た目にどんどん変化していくわけではなく、じわじわと時間がかかりながらだんだん治っていく、という患者様も多いのです。
    そのため、途中で、効果が出ているのか不安になる方もいらっしゃったり、先が見えなくなって心配になる方もいらっしゃいます。
    我々スタッフからは、経過として問題なく終わりが見えている状態でも、患者様は初めての治療で不安の方が大きいと思います。

    その中でも、お肌にニキビ以外の他の症状が出ている方、特にアトピー性皮膚炎がある方は、改善までに苦労することが多いです。

    今回は、メディアージュのスタッフでアトピーとニキビに悩まされてきたNさんの治療の経過を見て頂きたいと思います。

    【治療前】



    ニキビは少ないように見えるかもしれませんが、頬にはニキビが無いもののほかは全体的に炎症ニキビが点在している状態でした。もともとアトピーがあって、アトピーの症状が出やすい部分にニキビも出やすい状態でした。

    【治療1回目後】



    治療2回目後】



    この時はアトピーからの湿疹が出てしまっており、赤くなっていました。

    【治療3回目後】



    ニキビ自体は減ってきていましたが、湿疹の赤みが出ており、その分色沈が薄くなる速度はとても遅くなっていました。

    【治療4回目後】



    湿疹によって乾燥が強かったフェイスラインに炎症ニキビが停滞しています。

    【治療5回目後】



    この時、湿疹はやや治まっていましたが、フェイスラインのニキビはまだ停滞しています。

    【治療6回目後】】



    この時はだいぶアトピーが落ち着いているようで、赤みが少なく、フェイスラインのニキビがやや改善してきたのが見えました。

    【治療7回目後】



    ニキビも肌状態も落ち着いてきているようで、このまま終わってくれれば、という感じでした。

    【治療8回目後】



    ここへ来て、アトピーが悪化してしまいました。夏になったこともあり、一気にアトピーが悪化し強い症状が出てしまったため、アトピーへのステロイド治療も併用しているとのことでした。 ニキビ治療とステロイド治療は真逆の作用で、ステロイドでアトピーの改善と引き換えにニキビが悪化することもあるのです。

    【治療9回目後】



    前回よりは赤みが引いた印象ですが、この時もまだまだアトピーの症状が強く出ていました。

    【治療10回目後】



    アトピーの症状が不安定で、この時は強く症状が出ていました。写真で見える赤みは、もはやニキビではなく湿疹でした。ニキビ自体はほぼなくなっており、いったんここで3週間ごとの治療は終了し、間隔をあけてみることになりました。

    【最終治療から6週間後】



    アトピーが落ち着き、ステロイドの使用も無しで大丈夫になり、湿疹の赤みが引くとニキビは無くなっているのが分かりますね。

    【最終治療から2か月後】



    アトピーもニキビもコントロールできているようで、経過良好です。
    患者様にもキレイになったと言われるとのことで、本当に頑張って良かったな、という感じです。


    おそらく、順番に写真を見ると、1回1回の変化が大きくないと感じるのではないでしょうか。
    こちらのスタッフは「アトピー」という併発症状がありましたが、そうでなくても治療の経過は人それぞれで、本当に個人差があります。
    平均的な、「4回目くらいでニキビが減って、5回目くらいで新しいニキビが出なくなって、6回目、7回目あたりで終わる」というのが典型的であり理想ではありますが、
    お肌や皮脂腺の数、ニキビの繰り返した歴史やきっかけが一人一人違うように、経過も皆さま全く違います。

    ただ、言えることは、回数はどうであっても、「最終」は必ずあるということです。
    今回のスタッフは、3週間の治療が終了になるまで11回という治療回数がかかりました。

    それでも最後は終わるということです。 11回はどちらかというと多い回数ですが、それでも永遠に治療を続けないといけない人はいません。

    いろんな症例で、自分に似た症状を探して、その経過を見たりする方は多いかと思いますが、必ず同じ経過を辿るとも限りません。

    当院では、その方の症状や経過を見極めて、お一人お一人に合わせて治療を進めています。
    ぜひまずはご相談下さい。

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.11.30いつやる?クレーター治療

    さて、今回ですが、
    フラクショナルレーザーのクレーター治療
    の経過を一緒に見ていきたいと思います。

    いよいよ年末が見えてきましたね。
    年末年始の長期休暇だからこそ、今まではできなかったダウンタイムの大きい治療ができる、という方も多いはずです。

    今までのブログでも、フラクショナルレーザーについてお話してましたが、クレーターは気になるけど、そこまでの激しい治療は現実的にできない、という方は多いのが現状です。
    いつでもできない治療だからこそ、いざ、できる時期になった時、一番気になるのは
    「実際どうなるのか」(経過も効果も)
    ですよね。

    当院のフラクショナルレーザーは、世の中の全てのお肌の治療の中で最も大変な治療のひとつだと思います。
    いちど傷をつけて、傷が治る力でクレーターを持ち上げる、という仕組みのため、お肌の回復力にかかっており、見た目の効果はかなり個人差が出ます。

    今回は、治療後の経過と治療効果の症例を見ていきたいと思います。
    やはりいちばん頬のご相談が多いので、頬の経過で今回は見ていきましょう。

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    今回はお二人とも、20代女性です。
    そして、今回は1回目の治療経過を見て頂きたいと思います。
    1回でどれくらいの変化があるのか、どういう差があるのか参考にして頂ければと思います。
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    【治療前】



    細かいくっきりしたクレーターが点々とありますね。もうニキビは出ない状態で、やっぱりどうしても気になるとのことで、フラクショナルレーザーに踏み切りました。

    【治療翌日】



    今までのブログでも治療後の状態を紹介してきましたが、フラクショナルレーザーはこのように出血したり赤みが強く出る治療です。
    わざと傷をつけた部分に完全に新しい皮膚がつくられるまで、保護剤が貼りっぱなしになります。

    【治療から2週間後】



    完全に上皮化はされていますが、まだレーザーの跡が赤く残っていますね。

    【治療から1か月後】



    だいぶ色素も薄くなってきましたが、赤かった部分が茶色に変化しており、経過としては順調ですが、1か月経過してもレーザーの跡は残っていますね。

    【治療から3か月後】



    クレーターの改善はわかりやすいと思いますが、3か月たってもレーザーの跡が完全には無くなっていないのが分かりますでしょうか。
    しかし、こちらの患者様は、1回の治療での効果がかなり大きかった例となります。

    【治療前と治療から3か月後の比較】



    さて、この写真を見て、こんなに血が出るような治療は嫌だ、となるか、1回でここまで変化するかもしれないならやってみたい、と思うか、あなたはどうですか?

    続けてご紹介していきます。

    【治療前】



    かなりくっきりした深めのクレーターとともに、もともとお肌が硬い患者様でした。

    【治療から5日目 保護剤除去の日】



    この写真の状態で、傷の部分は完全に新しいお肌が出来あがっており、保護していたテープをはずしても大丈夫な状態です。
    しかし、クレーターが深かった部分はまだ赤みが目立ち、全体的に茶色くなっている印象ですよね。治療後の経過は赤くなったりならなかったり、日焼けのような茶色が残ったり、個人差が大きく出ます。

    【治療から3か月半後】



    赤みや茶色味はほぼ消えていますね。
    フラクショナルレーザーは、1回の治療で必ず変化はしますが、1回の治療でクレーターが平らになるわけではなく、経過を見ながら繰り返して治療するかどうか患者様と医師で相談しながら決めていきます。

    【治療前と治療から3か月半後の比較】



    もともとのクレーターの深さの違いもありますが、こちらの患者様は1回のフラクショナルレーザーでの変化はこれくらいでした。こちらの患者様は、この後2回目の治療へ進まれました。

    さて、この経過を見て、1回でこれくらい変化するならやってみたいと思うか、1回でこれしか変化ないの?それならやらなくていい、と思うか。どうでしょう。

    正直、診察の時点でお肌を見て、治療後の肌の変化がどれくらいかは予測はできません。
    しかし、当院では、患者様一人一人のお肌を見て、もっと言えばクレーターのひとつひとつを見て、その状態に合わせたフラクショナルレーザーを行っております。

    頻繁にできる治療ではないからこそ、その1回の効果を最大限に出すために、当院のドクターたちは、ものすごい集中力で治療にあたっておりますよ。

    年末のフラクショナルのご予約は、すでにやや混みあってきております。
    冬休みに治療をお考えの方は、ご相談だけでもお早目にいらして下さいね。

    治療の費用

    フラクショナルレーザー 顔全体 1回 ¥80,000
    6ヶ月以内 ¥56,000

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.11.15遠方でもニキビを治したい~静岡県からの来院~

    今回は静岡県から通院されていた患者様の経過をご紹介していきます。

    5年前よりニキビができ始め、市販薬・皮膚科の処方・ケミカルピーリング・フォトフェイシャル・エステなどニキビに効くと言われたものは全て試してきたそうですが、何をしても改善しなかったようです。
    自宅近くの皮膚科やエステなどの治療はやり切ったとのことでした。

    そんな時、最後の手段として当院を探し出し来院されました。
    遠方からの来院でしたが、長年悩んでいたニキビを治したい!という強い思いで、治るのであれば通院じたいは苦ではないとのことで治療をスタートしていくこととなりました。

    静岡県からの来院でしたので、
    新幹線だと東京まで1時間弱、
    新幹線を使わずの電車だと3時間半、
    バス利用だと3時間半弱。
    これらを利用して3週間に1度の治療に通院されました。。

    当院は恵比寿駅が最寄ですので山手線やその他JR・地下鉄が利用できます。
    そのため東京や新宿・品川といったビッグターミナルからもアクセスが良好です。

    この患者様の他にも、栃木・茨城・群馬・山梨・長野・愛知県などからも多くの患者様にいらして頂いています。

    遠方ですが皆さんしっかりと継続して来院されています。
    今回ご紹介する静岡からの患者様も遠方でしたが頑張ってくださいました。

    【PDT治療 治療範囲:顔全体 治療回数:7回 治療期間:4か月間】

    治療開始前



    炎症による赤みと共にニキビが混在し、肌がぼこぼこしている感じがお写真でもわかるでしょうか?お肌の奥で毛穴が壊れ、いくつかのニキビがつながってしまっている部分も出ている状態です。痛みを伴うニキビが多いとのことでした。

    治療1回目後



    写真だけでは少しわかりにくいですが、口周りのこもっていたニキビの排出が始まり、ボコボコ感が一時的に増しています。少し悪化したように見えますが通常な経過です。1回治療して、肌の奥にたまっていたものが外に排出されている段階です。

    治療2回目後



    まだ赤みは強いですが、前回の治療で排出されたニキビのボコボコ感が少し引いてきています。触ると平坦な部分もでてきています。まだ始まったばかりの2回目の治療ですが、よくなっているないう実感があるとのことでした。

    治療3回目後



    だいぶニキビは落ち着いてきて細かいものが残る程度になってきました。
    色素沈着がメインになっています。ただ、赤みが少し薄くなってきています。わかるでしょうか?

    治療5回目後



    ニキビはだいぶすっきりしてきています。赤みも初めのころに比べると紫がかったものからピンク色に変化しているのがわかるでしょうか?
    写真だとニキビがないようにも見えますが、まだ少しニキビは残っている状態です。ニキビが0になるまで治療は続けていきます。

    治療終了時



    こちらは治療終了と判断させていただいた時のお写真です。
    ニキビもだいぶできにくくなり、つるっとした状態になっています。


    治療期間は4カ月でした。
    長いように感じますが、今までニキビに悩まされたのは5年間。
    その悩みが数カ月で解消され!、本当に良かった!と喜ばれていました
    遠方でも通ってよかった!治療を続けてよかった!
    とのことでした。

    ニキビ治療をするか迷っている、遠方だから迷っているという方も
    ぜひ一度ご相談にいらっしゃってください。
    一緒にニキビのお悩み解決していきましょう。

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.11.2遠方でもニキビを治したい~長野県からの来院~

    今回もPDTの治療経過をご紹介していきます。

    今回の患者様は、長野県からバスで通院されてました。
    片道バスで3時間かかるとのことでしたが、自宅近くの皮膚科での保険治療では、効果は感じずニキビも治らないとのことで当院へ来院されました。

    お問い合わせの際には「遠方だけど治療は可能ですか?」と質問をいただきました。
    当院では東京や埼玉・神奈川から来院される方が多いですが、その他の関東圏内からも多くの患者様にお越しいただいています。
    また、関東圏外から来院される方もいらっしゃり、皆さん新幹線や高速バスなどを利用し治療に通われています。


    メディアージュニキビクリニック代官山院は
    JR恵比寿駅が最寄りです。
    新宿駅・品川駅・東京駅といったビッグターミナルから1本!!アクセス良好です。

    ニキビは治したいけど遠方だから通えないな・・・
    と思っている方!もったいないです!!

    当院は3週間毎の継続的な治療が必要になりますが
    遠方の方でも問題なく治療を受けていただいています。

    今回ご紹介する患者様も、遠方ですが治したい一心で、当院を探し出し、頑張って来院し継続的に治療されていました。
    その結果、「頑張って通って、ニキビが治ってよかった」「頑張って通った甲斐があった」とおっしゃってくださいました。

    《21歳 女性 治療範囲:顔全体
    治療回数:7回 併用治療:イオン導入》

    治療開始前



    頬中心に炎症のニキビがぱらぱら出ており、色素沈着も混ざっている状態です。
    数は多くはありませんが、長年繰り返していて治らないとのことでした。
    また、乾燥が強く、PDT治療初回時よりイオン導入も併用して行っていきました。

    3回目治療後



    だんだんと、芯のあるニキビが減ってきています。
    見た目のボコボコ感も減っているのがわかりますでしょうか?
    この頃あたりから、ニキビができにくくなってきたとおっしゃっていました。

    5回目治療後



    反応性ニキビはほぼでなくなってきたとのことでした。
    ニキビもあと残り数個というところまできました。
    ニキビが0になるまで治療はしていきます。

    治療終了時



    こちらが治療終了と判断させていただいた時のお写真です。
    治療前と比べると、赤みも引いてきています。触るとニキビもなく、つるっとした状態になりました。
    イオン導入も継続的に頑張っていただいていたのでお肌も柔らかく、乾燥もない状態です。



    ニキビ治療を迷っているという方!
    まずはご相談だけでも大丈夫です。


    電話するのが面倒だな、勇気がいるなという方!
    LINEで個々のやり取りも可能です!気軽にお問い合わせください。

    ご来院お待ちしております。

  • 2019.10.27総院長ブログ② ~メディアージュ独自のニキビ跡色素用IPL治療~

    みなさまこんにちは。
    久しぶりの総院長ブログです。
    今回は、メディアージュ独自のニキビ跡治療についてのお話です。

    赤茶色になったニキビ跡、クレーターになったニキビ跡、ケロイドになったニキビ跡。
    ニキビ跡と言われるものは大きくはこの3種類。
    中でも、ニキビ跡というと=赤みといってもよいくらい、
    クリニックにお越し頂くかたのほとんどがニキビ跡の“赤みや赤茶色”に悩まれていらっしゃいます。

    ニキビができるようになってニキビ跡も増えるようになってしまった・・・
    かれこれ数か月ニキビ跡が治らない・・・
    ニキビ跡の赤みや赤茶色って、なんでこんなになかなか治らないのでしょう?
    いつか自然に治るものなのでしょうか?

    今回はそんなニキビ跡の赤みや赤茶色についてお話します。

    ニキビ跡の赤みや赤茶色というのは、理論上、いつかは自然に消えるはずです。

    これらの正体は、「炎症後色素沈着」と思われがちですが、実はそれだけではなく「毛細血管増勢」という一時的な現象との混合なのです。
    ニキビは炎症を伴う毛穴の病気。
    毛穴に強い炎症が生じることで、毛穴が大きく変形してしまいます(膿が出て出血することもあるくらいですから・・・ね)。この炎症による毛穴の変形を改善しようとするいわゆる「自己治癒力」の過程では、まずこの毛穴を“治す”ためにたくさんの栄養を運んでくる必要がありますが、そのために毛細血管が臨時的に大量に増勢します。そして、この毛細血管より栄養を受けて肌細胞(線維芽細胞)は毛穴を修復しようとします。このことからわかるように、ニキビ跡初期の赤みの正体は「毛細血管」の赤みなのです。詳しく言えば毛細血管内を流れる赤血球の色、ですね。また同時に炎症が起きたところには、その他の皮膚の全ての細胞が復活するために一時的に機能などを高めるため、メラニン産生細胞(メラノサイト)も一時的にメラニンを過剰に作ってしまいます。この状態を医学的には「炎症後色素沈着」と言います。
    毛細血管、つまり赤血球の赤い色と、メラニンの黒い色が混ざって、ニキビ跡は赤味や赤茶色に見えるのです。
    メラニンは、紫外線から表皮細胞含めたお肌を守るために紫外線を吸収する役目を担う大事な存在。
    紫外線を感知したときだけでなく、お肌にダメージを察知したときはいつも以上に作られるのです。
    そして、もうそこまでたくさん作らなくていいよとなればだんだん通常に戻ります。そして過剰に作られたメラニンは吸収されたり表皮のターンオーバーなどで引いていきます。同時に修復が終われば、最初に作られた臨時の多量の毛細血管も必要ないので吸収されてなくなっていきます。
    そうして、まずは赤味が引いていき、その後ゆっくりとメラニンが減っていくわけです。

    理論的には、長期的に見れば赤味や赤茶色のニキビ跡は色としては消えるはずです。しかし、実際には時間がたってもなかなか赤みや赤茶色ゼロにまで辿り着かないですね。
    その原因の一つは、その部分にまた炎症が生じやすいということです。ニキビが完治していればそういうことはありませんが、完治しておらず同じ毛穴に再度炎症が生じたら、当然また赤みや赤茶色になってしまいます。
    もう一つは、毛細血管もメラニンも、身体がそのままあっても問題ないや!って判断したときです。
    変形が完全に治らなくても「生きていくのに」問題なければ、ある一定の時間が過ぎると人間の体は“もういいや”となって、そのままになります。そうなると、余分な毛細血管やメラニンがそのままお肌に残り、赤みや赤茶色が残ってしまうわけです。


    わかりますよね、そうです。根本から考えるとやはり、

    ニキビ跡の赤みや赤茶色を治すのに一番大切なことは、
    ニキビ跡が出来たそこに、ニキビが繰り返さないようにすることです。
    新しいニキビができないような肌にしてそれを保つことです。

    ニキビが出来ない肌にするPDTのような治療を行ったうえで、
    これらニキビ跡の赤みや赤茶色に対して
    “メディアージュ独自のニキビ跡の色素用IPL治療”を行うことが最も効果的です。


    この治療では、IPLの特長であるメラニン破壊・除去だけでなく、毛細血管の退縮を促します。IPLには直接赤い色をターゲットにする特徴もありますが、お肌の代謝を促す効果もあります。それにより、早期の毛穴修復作用と共に毛細血管退縮、メラニンの分解・除去作用なども促すことで、ニキビ跡の赤みや赤茶色を改善させていきます。
    毛穴内修復を頑張って行っているお肌の早期から、
    メディアージュのニキビ跡の色素用IPL治療を2~4週間隔で行い、肌代謝をコントロールして改善していくことを推奨しています。


    もう一度言いますが、ニキビができない状態を保っていること、つまりニキビができないようにコントロールできていることがニキビ跡の赤みや赤茶色を改善するのに絶対的に大事なことです。
    何十回メディアージュのニキビ跡の色素用IPL治療をしても、新しいニキビが繰り返していれば、その度に炎症が生じるわけですからニキビ跡は改善しません。
    現在生じているニキビ跡の赤みや赤茶色の程度、それが出来た時期・期間、そして一人一人違うスキンタイプに応じてこれらの治療設定を行います。IPL治療はこれらの要素を踏まえて適切な方法を行えば様々な目的に対応できる治療です。有名なシミ・美白治療としての役割だけではない優れた治療です。


    ただし、どんなに良い治療でも、その治療の扱いが悪ければその治療の本来ある最適な結果が出せません。長年の経験とその結果考察からアップデートしてきた実績が私たちにはあります。
    今年で20年、お薬をはじめとした他のいろんなニキビ治療でも改善が乏しかった方たちに、ニキビ治療PDTのパイオニアとしての自負をもってやってまいりました。だからこそ、ニキビ跡に対しても強いこだわりを持って真摯に向き合ってご提供してきたニキビ跡治療です。

    今まで思うように治らなかったニキビ・ニキビ跡。
    いつでもご相談ください。お待ちしております。

    ではまた近いうちに。

  • 2019.10.5肌が乾燥していると良いことない!

    皆さんは、お肌の乾燥を感じるときってどんな時ですか?
    明らかに皮が剥けていれば、自分で気がつくこともありますが、患者様とお話をしていると、乾燥している自覚がない方が本当に多いなと感じます。
    特に、皮脂が多いと感じてる方は
    「いや、私は脂が多くて乾燥なんてしたことないです!」
    と、ハッキリ断言する方も多いです。

    しかし、皮脂が極端に多いと感じる方は、なんで皮脂がそんなにたくさん出ていると思いますか??
    そもそも、皮脂はなんで出てるんでしょうか??
    そう、もともとは肌を守るために出ていますよね。
    そして、強い乾燥などダメージがあったら、もっともっと守らないといけないと思って皮脂を多く出そうとするわけです。
    肌はベタベタ脂っぽいけど、実は肌そのものは乾燥していることはよくあるんですよ。

    ことを嫌がる方は多く、そのせいで保湿をしていない(クリームなどを塗っていない)方も多いです。


    ~~~~~~
    今回は、そんな自分の思い込みでニキビが悪化してしまった患者様のPDT治療の経過を見てみたいと思います。
    ~~~~~~
    20才 女性
    【治療前】



    顔全体に赤い炎症ニキビと、白いコメドが見えますね。
    実際にお肌を触ると、写真以上にお肌全体に埋め尽くすようにコメドがびっしりある状態でした。そして乾燥もかなり強度でした。
    初めてクリニックにいらしたときの悩みはもちろん深く、お話をしていてもずっと泣き出しそうな表情でした。
    。。。しかし!
    ここまでの症状になっていく間に、自分自身の中での思い込みが強くなってしまっていて、
    「私、肌が弱いんです。だから肌にあまり何もつけないようにしてます!」
    「化粧品、合わないものが多いんです。染みることが多いし、クリーム塗るとニキビが増えた気がします!」

    。。。と、悩みが深いぶん、間違った方向へどんどん進んでいっていました
    乾燥からの悪循環がニキビを悪化させていることがすぐにわかりました
    まずは、今の状態をわかってもらい、正しいスキンケアをわかってもらうところからお話ししていきました。
    そして、治療前の状態からだと、治療はかなり長い戦いになると、医師もスタッフも思っていました。。。

    【治療1回目後】



    1回目治療後、すぐに反応性のニキビが多発したそうで、2週間経っても出続け、3週間でようやく落ち着いてきたそうです。
    やはり、詰まっていたものが多かったようです。
    乾燥はまだまだ強く、肌の赤みも強く、肌のベースが弱い、バリア機能が弱い状態でした。
    本人にも、今のお肌はとても弱い状態だと伝え、2回目の治療からイオン導入を開始してもらいました。
    もともと自分のバイト代で治療費を工面するとのことで、イオン導入は無理とのことでしたが、今のお肌には必要だとお話しし、親御さんが協力してくれることになりました。
    そして、今までの自分の中のイメージを捨てて、べたべたの保湿をするようお願いしました。

    【治療2回目後】



    劇的にニキビ、コメドが減少していました!
    赤みはありますが、肌表面のボコボコが一気に無くなっているのがわかると思います。
    正直、ここまでの改善の早さは、わたくしたちもかなりビックリしました。
    過去のブログで、コメドに対してレーザーを追加した症例を紹介しましたが、今回の患者様もそのレーザーが適応かな、と前回の時点では思っていました。
    しかし、もうまったく必要ない状態でした!
    イオン導入含め、かなりスキンケアを頑張っていただいた成果が出ています!
    しかしこの時点では、写真で見るよりも赤みは目立ち、ご本人の改善の実感はあまりない状態でした。

    【治療3回目後】



    赤みも減少してきており、肌はほぼ平坦になっています。
    ここでようやく、ご本人から、良くなってきたのが分かる、という言葉を聞けました。
    【治療4回目後】



    どんどん改善していますね。
    新しいニキビが出ないと、新しいニキビ跡も増えないということで、このようにあとは薄くなるだけなんです。
    それがよくわかる経過だと思います。
    そしてこの頃には、全く乾燥が無くなっていました。スタッフ側もあらためて、イオン導入ってやっぱりすごいんだな、と感じました合格

    【治療5回目後】



    どPDTの3週間での通院が終了かどうかの判断のときの写真です。
    ニキビは小さいものが2個しかなく、色素もさらに薄くなっており、最初の写真に比べると、白い粒々も無くなっています。
    親御さんは一度もクリニックにいらっしゃいませんでしたが、心配していないか聞いたところ、改善の実感が大きくて喜んでいるとのことでした。
    治療前は、長い戦いになる覚悟のスタッフ一同でしたが、乾燥が改善してこんなにも回復力がアップするとは本当に驚きでした。
    長くなるどころか、平均よりも少ない回数で3週間ごとの治療が終了できました。

    【最終治療から3カ月後】



    PDTの3週間での治療が終了してからは、いい状態をキープすることが一番大事です。
    イオン導入も継続して頂き、色素もますます薄くなっていますね。

    今までもお伝えしてきましたが、表面のニキビは無くなっても、肌の奥の方のダメージはまだ残っています。
    イオン導入を継続し、毛穴内部の修復を進めることが重要です。油断せずに。
    今回の患者様は、ニキビの改善もかなりスムーズでしたが、それよりもベースのお肌が健康に戻ったことが何よりでした。
    もっと早く正しいスキンケアができていれば、もしかしたらここまでニキビが悪化することは無かったかもしれません。

    今、ネットなどでいろんな情報が飛び交っていますよね。
    間違いばかりではなく、参考になる情報もあるのでしょうけど、やはりわたくしたちが思うことは
    「ひとりひとりお肌が違うので、絶対にこうだということは無い」
    ということです。
    例えば、肌のきれいなモデルさんが「私は水洗顔のみで、洗顔フォーム使ってません」と言っていたら、マネをすれば同じようなお肌になれるのでしょうか。絶対違いますよね。
    水洗顔だけでトラブルが無い方はそれが合っているのでしょうけど、ニキビが繰り返している方が水洗顔だけで良いといえるでしょうか。
    そのため、やはり専門のクリニックで直接今のお肌を見て、現状に合わせた対策をするのが一番なのです。


    毎回のことではありますが、まずは一度診察だけにでもいらしてみて下さい。
    治療のことだけではなく、お肌に合わせたスキンケアのお話もしておりますので。

    お待ちしております。

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.8.10質問受け付けます︕

    今回は、患者様からよく聞かれる質問をもとに、少しお話してみたいと思います。
    なんとなく気になっていることの参考にしていただければと思います。

    Q.PDT治療は、自分でよくなったと思ったら終わりで良いんですか?

    A.治療の終了は医師が判断致します。治療を始めて一気にニキビが引くこともありますが、表面的な見た目で判断するのではなく、奥にこもっている芯が残っていないかなどを診断していきます。繰り返していたニキビのダメージは、思っていたよりも深いことが多く、中途半端に治療を中断してしまうと再発のリスクも大きくなってしまいます。
    毎回治療前に必ず診察し、その時のお肌を医師が診断して決定していきます。

    Q.PDTって赤くなったりすると聞いたけど、どれくらい赤くなるの?赤くならないように治療してほしい。

    A.PDT治療後に、見た目の変化がどうなるのかは予測できないのです。PDTは皮脂腺に強い反応を起こす治療なので、もともと皮脂が多い方は赤みや腫れが出やすいと言われていますが、それでも全く見た目に何も変わらない方もいれば、顔全体真っ赤になる方もいます。
    ただ、治療は赤みや腫れが強ければ効果が高いわけではありません。そのときの症状に合わせた強さで治療しています。
    強い赤みを出すように治療しているわけではありませんが、赤くなりたくないから赤みが出ないように治療する、ということもありません。治療の効果を最優先と考えますので、これも症状に合わせた強さで治療します。
    せっかく治療を開始して頂いたのですから、なるべく短い期間で終了してほしいと思っています。そのためには、少し我慢の時期があるかもしれませんが、今だけと思って頑張って欲しいです。

    Q.反応性のニキビって、実際どうなの。どれくらい出るの?

    A.反応性のニキビは、今までもお伝えしてきたとおり、治療で殺菌された菌の残骸や、溜まっていた皮脂など、いらないものを外に排出する時にニキビのようになって表面に出てくるものを言います。平均的には、細かい白ニキビとなって現れることが多いですね。
    この反応性のニキビのことが、治療を開始する時にみなさま1番気になっていることのひとつですね。説明は聞いたけど、実際どうなのか。もしたくさん出た時に我慢できるのか。など、よく質問をいただきます。
    正直言って、この反応性のニキビが一番予測できません。どこに、どれくらいの数、どういうふうに出てくるのか。覚悟していたけど全然出なかった、という方もいらっしゃいますが、予想よりもかなり多発して、数日マスクを外せなかった、日常生活に影響した、という方もいらっしゃいます。しかし、言えることは、反応性のニキビは菌が悪さをしている状態のニキビではなく、殺された菌などが排出しているだけなので、出たら終わり、終りがあるということです。出てきた反応性のニキビは、今まで毛穴に潜伏していたもので、これが無くならない限りニキビの繰り返しは続きます。 これからPDTを開始する方は、お肌を触って詰まっている感じがする部分、赤いニキビがある部分からは反応性のニキビが出るでしょう。 しかしこれも、今だけと思ってぜひ乗り切っていただければと思います。

    Q.スキンケアについて。夏でも保湿は必要ですか?

    A.必要です!!
    この質問は、気温が上がってくる季節に必ず多く聞かれます。たしかに、汗をかいたり皮脂が増えてベタベタする季節、乾燥も感じないし、それでもクリームを塗ったほうが良いのか…。そう思ってしまう気持ちはわかります。夏になってさっぱり系のスキンケアに変えました。と言われることも多いです。
    全体的にそう思ってしまうのは、空気が乾燥していないということもあるでしょうが、一番は汗でベタベタになるから、ということだと思います。しかし、「汗でベタベタ=保湿十分」のハズがないと思いませんか?むしろ、夏は紫外線のダメージも受けやすく、しっかり保護が必要なのに、そこへ保湿の手を緩めてしまっては逆効果です。
    さらに、お顔に汗をかきやすい方は、その汗が蒸発する時に、もともとあったお肌の水分まで一緒に蒸発しています。汗で気づきにくいですが、だんだん水分が飛ばされて、知らない間に内部の乾燥が強くなっていたということが多いのです。
    そのまま秋になって冬になったらどうでしょう。もう気づいたときには肌がガサガサです。季節の変わり目に肌荒れしやすい方は、ここが原因のことがあります。基本的には1年中保湿をしっかり継続することが望ましいのです

    Q.PDT治療と一緒にやっぱり、イオン導入は必要なのですか?

    A.必要です!
    PDTでは、菌の殺菌と皮脂腺抑制をし皮脂分泌量を減らしているのですが、いらないもの・詰まるものがなくなった状態で、『毛穴内のダメージを修復する』、そこが本当の治療の目的なのです。毛穴内のダメージが修復されれば、繰り返すニキビの改善が期待できます。
    よく、ニキビ治療は傷を治すことと同じ、とお伝えしているのですが、傷を治すためには新しい肌がつくられないといけません。お肌はコラーゲンが主なのですが、コラーゲンはビタミンCとアミノ酸からつくられています。このお肌の材料が足りないと、傷の修復が遅くなってしまいます。PDTを開始するのであれば、イオン導入を併用して、治療期間や治療回数を最短で終えられるように頑張っていただきたいと思います。
    PDTは、殺菌とか皮脂腺破壊とか1回1回が強力です。
    それに対して傷の修復は、なかなかそうはいきません、数か月かけてじわじわ進みます。
    これをいかに少しでも効率よく進められるか、がニキビ治療のゴールへの近道になります。
    イオン導入をしないということは、傷の修復は自力でということです。もちろん自力でスムーズに行く方も中にはいらっしゃいますが、人間の状態は、体調も含めて日々変わりますし、毎日肌に十分な食事が摂れるのか、摂っても全部吸収しているのか、わかりませんよね。しかも、基本的にはビタミンは特に栄養素というのは体の中に溜めておけないので、毎日必要な量を補給することはなかなか大変です。
    そう思うとイオン導入って画期的だし、ニキビ治療に有効、いや、必要だと思いませんか?

    ちょっと読み物としては長くなってしまいましたが、他にもたくさんたくさんあるので、これからも少しずつお伝えしていければと思います。

  • 2019.7.13保険治療・エステで治らなかったニキビ

    そもそも、ニキビができたらまず一般皮膚科の抗生剤や塗り薬を試される方が多いと思います。
    薬を使用している間は症状が良くなるが、やめるとまたニキビが出てくる……

    次はエステを始めたりスキンケアを変えてみて、少し良くなったけど完全にはニキビがなくならない……

    こういった経験をされている方が多いのではないでしょうか
    当院に来院される患者様の中でも保険処方やエステなど経験して、それでもよくならなかったといって来院される方がとても多いです。

    そもそもニキビは菌、皮脂、毛穴 これらが悪さしてニキビができます。

    例えば皮膚科のニキビ薬
    菌に作用する抗菌薬では、抗菌作用はありますが皮脂や毛穴に変化はありません。

    ケミカルピーリングでは、皮脂コントロールをつけ、肌代謝をあげますが直接の抗菌作用はありません。
    また肌質やケア方法によっては、乾燥しやすくなり余計にニキビが出来てしまう事も…

    このように、どの治療も3大原因のうちのどれかにはアタックしているのですが、全部にアタックはできていないのです。

    どれか原因が残っていれば、ニキビはしぶとく生き残ろうとする厄介者なのです。

    根本的にニキビを治すとなると
    ニキビの原因となっている菌 皮脂 毛穴
    これら3つの原因に同時にアプローチする必要があります。

    PDT治療は
    ✴︎毛穴の内部のニキビの菌を殺菌
    ✴︎皮脂腺を一時的に破壊し皮脂分泌を抑制
    ✴︎菌や皮脂が溜まりやすくなっている毛穴の変形を修復

    原因を全て同時に撤廃して、ニキビを作りやすい肌をそもそも治そう!というもの。
    なので、1回でみるみるうちに効果が!という治療ではありません。
    地に足をつけて平均6〜8回継続することで、肌質自体を変えていく治療です。

    では、一緒に治療の経過を見ていきましょう。

    ≪20歳  女性  治療範囲:顔全体  
    PDT治療回数:7回 併用治療:イオン導入≫

    こちらの患者様は高校生よりニキビができはじめました。
    それ以来、ニキビのない状態の時がなかったそうです。
    保険治療やエステ・PDTの違いなどを聞き、今までやっていた保険治療は意味がなかったのかと涙をされていました。
    意味がなかったわけではありません。根本的にニキビを治すとなると保険薬だけでは補えない状態にまで根深くなってしまっていたのです。

    • 治療開始前

      顔全体に敷き詰めるように、細かいニキビが多く見られます。
      特にフェイスラインはしっかりとした強い炎症性のニキビが多数あります。
      また、赤みも強くちょっと痛々しく見えますね。
      治療後、好転反応が多発すること予想され、炎症止めの内服をしていただきました。

    • 治療1回目後

      予想通り、前回治療後よりフェイスライン中心に好転反応が多く出ました。
      フェイスライン部分は膿がたまっているよな赤みの強いニキビが増えています。
      見た目は悪くなっているように思えますが、通常の経過です。むしろ中のものが排出されている証拠でもあり、ちゃんと治療が進んでいる証です。
      フェイスライン部分は赤み・腫れがあり、痛痒い感じが続いているとのことでした。

    • 治療2回目後

      初回のときよりは、好転反応は多く出なかったようです。
      治療後の赤みや腫れも前回ほどではなく楽だったようです。
      赤みは強いですが膿がたまっているニキビも前回よりは減っていますね!

    • 治療3回目後

      明らかに炎症性のニキビが減っていますね。
      ご本人も触ってボコボコした感じが減っている実感がでてきました。
      しかし、赤みはまだ強く、所々にまだニキビはある状態です。
      治療はまだ続きます。

    • 治療4回目後

      さらに炎症性ニキビは減り、顔の赤みも少しずつ薄くなっていますね。
      この頃より、友人からきれいになったと言われることが増え表情も明るくなってきました。
      ニキビも大きいものはできにくくなってきたそうです。

    • 治療終了時

      こちらが治療終了と判断された時のお写真です。
      赤みは、まだ少し残りますが触るとボコボコした感じはなくなり、つるっとしています。
      肌状態も柔らかく乾燥もない状態です。

    • 治療終了3ヶ月後

      さらに赤みが減っています。
      この患者様は治療終了後も定期的にPDTを受けられ、イオン導入も続けていきました。
      そのかいもあって、ニキビができにくいお肌となり、良い状態をキープされています。

    • 現在

      またさらに赤みが減り、肌のトーンも上がっているのがわかるでしょうか?
      とても健康的なお肌に見えますね。

    治療経過で好転反応が多くでて、辛いこともありましたが最後まで治療を頑張って続けてくれました。
    治療してよかったと言っていただけました。

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.6.30総院長ブログ①★メディアージュだからできる『独自のPDT治療』

    総院長ブログの配信を開始しました!
    今回は第1話。
    『メディアージュ独自のPDT治療』についてのお話です。

    1999年、ニキビに対してPDT治療を最初に始めた私たちメディアージュは、PDTを主体としたニキビ治療を続けて、今年で20年になります。

    あらゆるニキビ治療を理解した上で、それでも現状最も優れたニキビ治療はPDTだと考えています。
    他のあらゆるニキビ治療でも治らなかったニキビですら、メディアージュ独自のPDT治療で改善が期待できます。

    ニキビを治したいと思ったら、まず一般皮膚科に行くのが普通だと思います。
    そこでもらう塗り薬。時にはビタミン剤や抗生物質などの飲み薬。これで治る方もいる中、全然治らない方も実はたくさんです。(実際は治らない方の方が多いとも言われていますが・・・)
    ニキビに効果があるとされているものはたくさんあり、例えば、ニキビへの効果をうたう有名メーカーの化粧品類や洗顔剤。また美容皮膚科さんにおけるピーリング、イオン導入、LED治療、フォトフェイシャル、フラクショナルレーザーなどなど・・・。これらで治れば、それはそれで万々歳ですし、メディアージュ独自のPDT治療も必要ないですね。

    しかしこれらでも、ぜんぜん治らないだけでなく、その後もどんどん悪化するケースも実際は多々あります。
    私たちメディアージュでは、そういった方々のためにメディアージュ独自のPDT治療を自信を持って推奨します!

    PDTとはフォトダイナミックセラピーの略。
    実は、元々はガンに対して手術をせずに治すために開発された治療法なんです。ガンの治療法と言うと怖い感じがするかもしれませんが、正常な身体の細胞を守りながらガン細胞だけを壊すことができる画期的な治療法なのです。
    1999年、私たちはニキビが中々治らなくなってしまう原因に対し、このPDT治療法を応用することで、あらゆるレベルのニキビでも改善が期待できるようになりました。それで始まった治療が、メディアージュ独自のPDT治療です。
    日本では保険診療ではないので、皮膚科専門医の先生も含めて未だに認知度が低いのが現状です。

    では、「メディアージュ独自の」PDT治療とは、他のクリニックさんのPDT治療と何が違うのでしょうか?

    まず、ニキビに対するPDT治療では、ALAというアミノ酸製剤を飲んで行う方法(『内服法』という)と、ALAを軟膏に混ぜて肌に直接塗って行う方法(『外用法』という)があります。
    ニキビに対するPDT治療を最初に始めたメディアージュでは、当然両方の方法を検証した過去があります。
    その上で、間違いなく言えるのは、断然効果が圧倒的に高く、かつ正常な肌に優しいのは「内服法」だと言うことです。

    外用法には、塗ってから短時間で治療ができるという大きな利点があります。
    ただ、大きな欠点もあります。
    外用法だと肌表面への反応が前面に強く出て、正常な皮膚へのダメージが出やすいため、強くPDT治療が出来ないのです。そうするとニキビの原因となる肌の深部組織への効果が弱くなり、結果1回の効果が弱くなります。
    それを回避するために強く治療を行うと、肌表面に強い日焼けのような状態が生じて顔がどんどん黒くなってしまうのです。
    外用法のPDTをして、治療毎に顔だけ黒くなってしまう・・。そのわりに肝心のニキビの改善は弱く10回以上治療しているのに・・。という経験はないですか?

    それに対して、内服法ではこういった皮膚表面への反応が非常に出にくく、ニキビの原因がある深部組織へ、本来必要な効果をしっかり出します。欠点は、内服してから実際の治療まで3~4時間かかること。
    一般の皮膚科の先生や外用法でPDT治療をしているクリニックの先生方は、内服法は薬の影響で肝障害などの可能性があるから外用法の方が良い、と言われることもあるようですが、内服するALAはたんぱく質の元であるアミノ酸で、人間の身体の中でも合成されている、普通に食品に含まれている『栄養素』です。ですので、全く心配は要りません。

    ただ、逆に内服法だとニキビの原因除去力が高いわけですが、PDT治療の照射方法や照射量の加減が非常に重要となります。
    1回1回どれくらいの照射がこの患者さんには適しているのか。治るためにはどのくらいの治療間隔が適正なのか、など。
    毎回の治療状況を確認してそれに合わせて、ひとりひとりオーダーメイド的に治療を受けてもらうことが重要なのです。

    どんなに良い治療でも、
    その治療の扱いが悪ければその治療の本来ある結果が出せません。

    長年の経験とその結果考察からアップデートしてきた実績が私たちにはあります。

    今年で20年、ニキビに対するPDTを最初に始めたパイオニアクリニック、メディアージュのPDT治療だからこそ、よりよい治療結果を出せると自負しています。

    今まで苦しんできた貴方のニキビに。
    メディアージュ ニキビクリニックに任せてくれませんか。

    ではまた近いうちに。

  • 2019.6.15コメドの治療経過を見てみよう

    先日患者様に、「冬と夏、どっちがにきびに悪いですか?」と聞かれました。
    私は心の中で「いい質問ですね~」と思いましたが、そういう意識って大事です。

    当院のブログを見ていただいている方は特に、
    「何の食べ物がニキビに悪くて、何がニキビに良いのか」
    「いつの季節が一番ニキビに悪いのか」
    「汗をかいたらニキビになるのか」
    とか、とにかく毎日のいろんなことが気になっているのではないでしょうか。

    もちろん、生活の中のことはかなり個人差がありますので、Aさんには大丈夫な事でも、Bさんにはダメだ、ということはたくさんあります。

    冬と夏の質問も、
    乾燥でニキビが悪化しやすい人は、冬の乾燥がニキビに悪い場合もあるし、夏で汗をかいて雑菌が増えたことでニキビができやすくなる人は、夏の湿気や汗がニキビに悪い場合もあります。
    ということで、その方のお肌のタイプによって違う、というのが回答ですが、それよりも、
    「自分の肌はどういうタイプなのかな?」
    と考えることが重要です。
    本当は、「自分の肌は自分が一番よくわかっている」というのが理想ですから
    自分では答えがわからなくても、毎日の生活の中で自分の特徴を知ろうとすることは重要で、
    「気にする」ことができるかどうかは大きな差です。

    さて今回は、実際にコメドの症状を見てみたいと思います。

    ~24歳 女性~
    保険処方で改善が見られず、当院を受診されました。
    細かいコメドと炎症ニキビが混在している状態でした。

    【治療前】



    パッと見た感じ、そんなにニキビの数が多くないように見えるかもしれませんが、赤くない部分に白い点々が見えます。 実際にお肌を触った感じは、見た目よりもザラザラで、もっと奥の方にスタンバイしているコメドがありそうでした。


    【PDT2回目終了後】



    1回目、2回目と反応性のニキビはかなり多く出たとのことでした。
    治療前にまだ埋まっていたコメドが、肌の表面に押し上げられてきたようで、見た目にはコメドが増えたようになってきています。
    お顔全体にコメドが出ており、排出を促すレーザーを併用することになりました。

    【PDT3回目終了後】



    3回目の治療が終わってから、反応性のニキビが今までで一番出たそうで、痛みもあって大変だったとのことでした。まだまだコメドは多く、まだ先が長そうな印象でした。 【PDT5回目終了後】



    4回目後は、ついに本人の不安が強くなってしまい、「本当に治るんですか?」と訴えがありました。
    治療からくる乾燥も強くなってしまい、お肌を触るとカサカサに硬くなってしまっていました。
    保湿は気をつけて頂いておりましたが、保湿よりも乾燥の方が勝ってきているようでした。

    【PDT6回目終了後】



    このころようやくコメドが減少し、先が見えてきたのですが、レーザーの跡と排出の跡で赤みが強くなってしまい、ご本人は改善の実感は無く、良くなっている部分は見出せないとのことでした。 【PDT7回目終了後】



    ニキビとコメドはだいぶすっきりし、見た目にも平たんになっているのが分かりますが、ただ赤みは残っており、ご本人も「手触りが変わったのはわかるが、治っているかと言われるとうーん。。。」とのことでした。
    【PDT8回目終了後】



    新生ニキビがほとんど出なくなり、ついに赤みも薄くなってきました。ようやくご本人も改善の実感があると嬉しそうにしていました。

    【PDT9回目終了後 終了かどうかの診察】



    スッキリしており、3週間での通院は終了で大丈夫という判断となりました。
    少しでも怪しかったら、とどめで治療しましょうとお伝えしていましたが、その必要もなく文句なしの急性期治療終了でした。

    【最終PDTから5か月後】



    たまに小さいニキビが1個できたりするようですが、落ち着いた状態が続いていました。
    この時はコントロールとしてのPDTを1回挟んでいます。

    【最終PDTから8か月後】



    期間が空いてもツルツルがキープされていました。

    今回見て頂いた経過は、最終的にはきれいに治って本当に良かったとスタッフ一同嬉しく思っていますが、ゴールにたどり着くまでの道のりは本当に大変でした。



    きっと誰でも、自分の症状が最初の治療前の写真の見た目だったとして、こんな経過になることは予想できないのではないでしょうか。
    はじめての治療を開始して、最初の写真から真ん中の写真になったら、それは不安です。

    コメドは、見た目に赤くないことも多く、埋まりきっている場合、お肌表面の凹凸にも見えていないことがあります。
    そのままずっと悪さしないでただ埋まってるだけであれば、本当は特に問題ないのですが、コメドはニキビの種みたいなものなので、毛穴に余計なものが詰まっていること、毛穴のフタになっているものであることは間違いなく、そこに菌が入り込んで炎症を起こしてしまったら、かなりしつこいニキビになります。

    ニキビの症状は、やはりまずは見た目の赤みが一番目立ち、気になることだと思います。しかし、赤いニキビは実は体の正常な反応で、ちゃんと菌と戦って終わりにしようとしている証拠なのです。
    逆にコメドは、その戦いが始まる前の段階で、見た目には気にならないほど目立たないこともありますが、これからどんどん赤いニキビに変化する可能性があるのです

    きっとこれは、自分一人では判断できない症状だと思います
    だからこそ、最初のお話に戻りますが、自分のお肌の変化を自分がしっかりわかっておくことはかなり重要なのです
    「今まで無かったのに、なんだか最近触るとツブツブが出ているな。多くないけどね。」
    「ツブツブが全然なくならないな。ゼロになることない気がする。」
    はいこの時点で来てください
    その早めの判断が、後々の肌の健康、きれいなお肌につながります。

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。
  • 2019.4.6重症ニキビってなんだ

    さて今回は、またひとつ、原点に立ち返って、重症ニキビのお話をしてみたいと思います。
    当院は、重症ニキビ専門とお伝えしたりしてますが、
    重症ニキビっていったいなんでしょう。

    皆さんは、ニキビができたときにどうなったら重症だと思いますか?
    数が多いと重症?
    ニキビが大きいと重症?
    痛みが強いと重症?
    治ると思ったら治らなかったら重症?
    ニキビが重症ってどういうことでしょうか。

    症状はお一人お一人違いますので、治療の経過も個人差があるように、ニキビの症状にも個人差はあります。
    しかし、絶対に言えることは、ニキビができたお肌は、スーパーダメージが発生しているということです。

    しかし、見た目に初期のニキビだから重症ではない、見た目に赤いニキビが多いから重症だ、ということでもないのです。
    難しいですね~

    ちょっと患者様のお写真を見ていただきましょう。
    【19歳女性の患者様】です。 いちばん最初、初めて診察にご来院されたときの治療前のニキビの状態です。



    見ただけだとどう思いますか?
    顎周りだけだから重症ではないでしょうか。
    赤いニキビがたくさんある部分があるから重症でしょうか。

    ご本人は最初、
    「顎だけちょっと最近増えちゃって」
    と、どちらかというと気軽な思いでお話されていました。ご自分の感覚では重症という意識はまったくありませんでした。
    しかし、診察にてお話を聞くと、
    ・ニキビは長年繰り返している
    ・同じような状態がずっと続いていたので気にしていなかったが最近増えてきた
    ・最近まで2ヶ月間保険処方を試したが変化なかった
    とのことでした。
    さらに、実際にお肌を触ってみると、見た目よりもこもったものが多く、炎症ニキビ以外にも、奥に芯が触れ、ボコボコしている状態でした。

    さあ、写真と合わせてご本人の今までの経緯を聞くとどう思いますか?


    まず、今までも何度もお伝えしてきたことですが、ニキビは毛穴にできます。
    通常であれば外に排出されて、お肌の表面を守ってくれる役割の皮脂が、ターンオーバーの乱れなどで外に出ることができなくなり、詰まってしまうことが始まりです。
    そこに菌が感染すると、炎症を起こし、赤いニキビになるのです。



    いちどニキビができた毛穴は、いわゆる傷がついた状態です。
    最初のニキビの原因が何であっても、毛穴の中で起こっていることは同じで、毛穴に傷が付き変形してしまっていることは間違いありません。
    その傷が治っていないうちに、また次のニキビが出てきてしまう。さらに傷が大きくなってしまう。そのサイクルにはまってしまうと、
    THE重症ニキビ です。
    負のスパイラルが続けば続くほど深刻化します。

    写真の患者様は、完全にこのサイクルにはまってしまっており、ご本人が考えていたよりも、ニキビはかなり重症化していました。
    まずは今の状態をご自身で把握して頂くことから始まり、治療は根本治療としてPDTが一番良いという診断でした。
    しかし、もともとそんなこととは思っていなかったため、診察が終わった時点では
    「こんなに大事(おおごと)とは思っていなかった。。。」
    とのことで、すぐには治療開始とならず、19歳未成年でお一人で来院されていたこともあり、まずはご両親と相談することになりました。

    しかし、しっかり治療すればニキビは治るんです。
    そして、繰り返しているのであれば、様子を見る期間はもう終わりなのです。
    1ヶ月慎重に考え、ご家族とも相談し、これから就活が控える将来のためにと治療開始となりました。

    【治療前】先ほどの写真ですね



    【1回目後】



    【4回目後】



    奥にこもっていたものが多いぶん、今まで繰り返していた時間が長い分、排出の時期は長くかかりました。
    こもっていて赤くなかった部分からも排出があり、見た目でいうと赤みの範囲は広がって見えます。治療の経過としては問題ないのですが、ご本人は我慢の時期が長かったはずです。

    【5回目後】



    【6回目後】



    治療が6回を越したくらいから、ようやくボコボコした感じが無くなってきて、排出の期間が終わり始めました。しかし、赤みが一気に消えるわけではないのです。
    ダメージが深い部分は、跡が消えるまでにも時間がかかります。

    【7回目後】


    ここでようやく、反応性のニキビも、ふつうの新生ニキビも出なくなってきました。

    【9回目後】

    治療が9回終了し、この日で10回目。
    だいぶスッキリしてお肌が平坦になり、色素も真っ赤なものが無くなってきました。
    この日の治療にて3週間サイクルのPDTは終了です。

    【10回目の治療から3ヶ月後】



    【7ヶ月後】

    【1年後】

    肌の色が本来の白いきれいな色に戻っていますね。
    それでもたまにニキビはできることもあるし、ニキビ跡の色素もゼロになっているわけではないけれど、もう完全にお肌の健康は取り戻した状態です。

    今回の患者様のお写真は、とてもわかりやすかったと思いますが、たとえばニキビの数が少なかったとしても、見た目で自分で判断するのはとても危険です。
    極端に言えば、1個のニキビがとても重症化している可能性もあるのです。

    まとめると、ニキビが重症かどうかは表面の見た目ではわからないということなのです。
    にきびは毛穴の中で起こっています。
    そして、自分ではなんともないと思っていても、実は重症化していることも多く、そこからの治療はかなり根気がいります。
    治療すれば治りますが、時間はかかるでしょう。

    ニキビが繰り返している期間が長い
    同じような場所に繰り返しニキビができる
    いちどニキビができると同じニキビがなかなか治らない
    そういえばニキビがゼロになったことが最近無い気がする
    皮膚科で処方された薬を使ってみたが、効果を感じなかった

    これに当てはまる方はぜひ、いちど当院にいらしてみてください。
    重症化している場合、見た目がどうであれ、自分でなんとかするのはおそらくもう難しいです。
    そのうち自然に治る、という可能性は低いでしょう。
    ネットで調べすぎて、本当に正しいスキンケアはなにかわからなくなっている方も多いです。
    しかし、専門のクリニックであれば、治療はもちろんですが、スキンケアも含め、お肌に合わせた最適のアドバイスをさせて頂きます。

    とにかくニキビが気になった方はお肌を見せに来てほしいです!

    治療の費用

    ニキビ治療(PDT) 顔全体 1回 ¥48,000
    3週間以内 ¥28,800
    ニキビ跡治療(IPL) 顔全体 1回 ¥30,000
    3週間以内 ¥22,500
    イオン導入(自宅治療) ¥12,800~

    注意事項

    • ・治療後、赤みや腫れが出現し数日続くことがありますが、時間と共にひいていきますのでご安心ください。
    • ・治療過程で、表面に見えるニキビが増えることがありますが、好転反応として正常な反応のひとつで一時的なものです。